私が非常勤でお世話になっている介護施設の施設長の話が素晴らしかったので紹介します。
面接に来てくれた若い求職者から
「特養って、どんなところですか」
と聞かれて、
「いつも、ありがとうっていう言葉が、行き交じっているところですよ」
と応えました。
長い人生を歩んでこられて、
いつしかお年を召されて、
自分のことが上手にできなくなって、
途方にくれて、
そんなとき、自分の孫のような若者がそっと、手を差し伸べてくれる。
そして、思わず「ありがとう」って言葉が出て、傍らでケアワーカーがにっこり。
お年寄りの心の中には、長い人生の年月の分だけ、たくさんの「ありがとう」が秘められています。
そんな「ありがとう」と出会える場所、特養の1日はそんな毎日です。