昨日(5/22)、大相撲五月場所を観戦してきました。(以下、力士の名称は敬称を省略し名前で書いています)
お昼頃に国技館に到着し、まずはいつも通りちゃんこを食べに行きました。
今回もおいしいちゃんこだったのですが、以前は「○○部屋の塩ちゃんこ」と表示されていたのが、最近は「塩ちゃんこ」と味だけしか表示されていないので、スタッフの方に理由を聞いてみました。
その結果、
「今回は時津風部屋の塩ちゃんこなのですが、一般の方がおいしく食べられるよう味付けの調整をしているので、部屋の名前は出さなくなったのです」
という回答でした。なるほど、力士が食べているものと同じではなく、一般の方が食べやすいよう味付けを調整していたのですね。
その後、お弁当を買って、幕下の相撲を観戦しながら食事をしました。
今回は、先場所から新たに大関となった「琴櫻弁当」と焼き鳥です。
その後、館内を見物しながら相撲博物館へ行ってきました。
今回の展示は「雲龍型と不知火型」という、横綱が土俵入りをする時の二種類の「型」や、歴代の横綱が使っていたしめ縄の展示、一門ごとの横綱の型などが紹介されていました。
しめ縄はかなり大きくて重い感じだったのでびっくりしました。
さて、そのあとは館内を少し散歩し、再び相撲観戦です。
今回は序盤から休場者が多く、とても残念な状況になってしまいました。
五月場所が始まる時点で先場所優勝の尊富士、新小結の朝乃山が休場。
さらに五月場所が始まり2日目から横綱の照ノ富士、大関の貴景勝、3日目から平幕で大関経験者の髙安、7日目から大関の霧島、8日目から関脇の若元春、十両の伯桜鵬、11日目から平幕の水戸龍と、力士が次々と休場してしまいました。
なお、髙安は9日目から、若元春は11日目から再出場しています。
怪我による休場は仕方ないので、ゆっくり養生して怪我を治してほしいです。
さて、私が観に行った日は見応えのある取組がいくつもありました。(以下、マニアックな内容となってしまうため、分かりにくいかもしれません)
・十両では10戦全勝の遠藤関と、9勝1敗の若隆景の取組
場内は大歓声で十両の取り組みとは思えない声援でした。二人とも幕内にいた力士同士の対決で、結果は若隆景が勝ち、十両の勝ちっぱなしがいなくなり、優勝争いの行方が分からなくなってきました。
・小兵の翠富士と、動き回る翔猿の取組
どちらもたくさん動いて、相手を攪乱する力士同士の対決で、最初から勢いよく動いた翠富士が勝ちました。
・業師の宇良と、突き押しの大栄翔の取組
どちらも人気の力士同士の対決で手に汗握る取組でした。最後はお互いに投げを打ち合う際どい展開で大栄翔が勝ちました。
・再出場した髙安と、21歳で前頭筆頭まで上がってきた熱海富士の取組
21歳の熱海富士が、大関経験者の髙安相手にどんな相撲をとるか楽しみでしたが、期待通りの熱戦でした。
土俵際でもつれて場内ではどちらが勝ったか分かりませんでしたが、先に熱海富士の足が出ていて髙安が勝ちました。
・大関の豊昇龍と、新小結の大の里の取組
優勝争いトップの2敗の大の里に対して、豊昇龍が大関の意地を見せられるかという一番でした。
観戦した中で一番の大声援の中、豊昇龍が大関の意地で上手投げで勝ちました。
残りはあと4日、優勝争いは今回も混戦模様です。
どうなるか最後まで楽しみです。