今回は90代の患者さん(以下Aさん)から聴いた話を紹介いたします。
Aさんには20代のお孫さんがいて、小学生の頃からテニスをやっているそうです。
お孫さんが小学生の頃から、試合があると結構な頻度で応援に行っていたとのことでした。
その際、応援の言葉として
「頑張って」
とは言わないようにしていたそうです。
なぜなら、絶対に頑張っているから。
それよりも、
「スマイル、スマイル」、「落ち着いて」、「大丈夫、大丈夫」
といった声掛けをしていたそうです。
特に
「スマイル、スマイル」
がお気に入りだったようで、何度も言うことから周囲の方からは
『スマイルばあちゃん』
と呼ばれていたという話でした。
お孫さんは現在でもプロのテニス選手として頑張っているようですが、Aさんも90代になって歩くのが大変になり、なかなか応援に行けないようです。
それでもお孫さんに会ったときには今でも
「スマイル、スマイル」
と伝えているそうです。