先日、ある患者さんから聞いた話です。
こちらの患者さんは以前は別の鍼灸院に通っていたそうです。
それにも関わらず当院にいらしているので、何回目かでお見えになったときに
「なぜ以前に通っていた鍼灸院に行かなくなったのですか?」
と聞いてみました。
すると、以下のようにおっしゃいました。
「以前にかかっていた鍼灸院の先生が、草野球をしているときに手を怪我をしたらしく、しばらく休むことになったのです。以前にも同じようなことがあって、今回が2回目なので、行くのをやめました」
なるほど、スポーツをしているとどうしても怪我のリスクがありますよね。
私は20代~30代前半に、趣味でバスケットボールをやっていました。
私が参加していたバスケットボールのチームは30代~50代が中心で、頻度は月に2回~3回でした。
そのチームでは、軽く練習したあとにすぐ試合をやる感じでしたが、結構本気でやるメンバーもいて、どんなに気を付けていても、たまに突き指することがありました。
当時の私はSE(システムエンジニア)で、突き指しても仕事にさほど影響はなかったので、気にしていませんでした。
ところが32歳から鍼灸マッサージ師として働くようになってからは、突き指をすると仕事に支障が出るため、バスケットをやらなくなりました。
開業してからは、私が怪我をして休むと患者さんにも迷惑がかかるので、危機感がさらに強くなりました。
ピアニストや画家、手仕事の職人さんなど、手で細かい動きや繊細なタッチが必要となる職業の方も同じ意識だと思います。
災害や交通事故など、どうしようもないケースもあると思いますが、普段から怪我をしないようできるだけ気を付けて過ごしていきたいです。




西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。