産経新聞に掲載されていた記事からのご紹介です。
オピニオン面(新聞社の意見、主張、考察を載せる記事)に掲載されていた
「 京都市バスに「市民優先価格」 」という記事です。(2026/8/11 朝刊)
京都市では、観光や通勤・通学に欠かせない市バスの運賃価格について、市民と市民以外で1.5~2倍の差をつける「市民優先価格」の導入を目指しているという内容でした。
円安の影響で外国人観光客が大幅に増加し観光関連事業には大きな恩恵がある一方で、普段の生活や通勤・通学でバスを利用する一般市民にとっては、環境客の増加によって、バスに乗れない、遅れがひどいなどの不満や苦情が多く寄せられ、市民生活と観光の調和が課題となっているそうです。
その解決策として、「市民優先価格」の導入を目指しているそうで、オーバーツーリズム(観光公害)対策としては全国初となる試みのようです。
記事には、「混雑緩和が直接の目的ではなく、市民に観光客の受け入れを恩恵として感じてもらう狙いがある」と書かれていました。
私はこの記事を読んで、自分が住んでいる地域の都電荒川線(東京さくらトラム)や都営バスも同じ問題を抱えていると思いました。
3月、4月の桜の季節になると、お花見目当ての観光客が激増し(飛鳥山公園、面影橋、荒川自然公園などお花見スポットがたくさんあるのです)、普段利用している地域住民や通勤・通学で利用している人が乗れない、長い時間待たされるなどの問題が毎年発生しています。
また、近年では観光客による問題もあります。
特に都電荒川線は一両編成で車両が狭く乗れる人数が限られているのですが、車両の奥に詰めない、スーツケースで乗客の進路を塞ぐなどの問題が起きています。
普段利用している人なら当然奥に詰めますし、スーツケースもできるだけ端に寄せますが、観光客は知らないため、都電荒川線が遅延したり、電車に乗れないことが増えてきています。
私はこれらのオーバーツーリズム(観光公害)の対策としては「市民優先価格」よりも、「市民優先乗車」がいいと考えています。
乗車を待つ時点で列を2列に分けて、一方を優先列(地域住民および通勤・通学で普段利用している人)、もう一方をそれ以外(観光客など)とします。
乗車する時にはまず優先列から乗車し、それが終わってからそれ以外の列の人が乗車するのです。
どうやって地域住民および通勤・通学で普段利用している人の識別を行うかは検討が必要ですが、普段利用している人が乗れない、というのは本当に困ると思うのです。
私は治療院を開業する前、整形外科内科のクリニックに勤務していたのですが、土曜日の半日勤務が終わって次の仕事に向かうのに都電荒川線を利用する際、3月、4月は混雑で乗れなくて、次の仕事に遅れそうになることがたびたびありました。
混雑する時期には臨時列車を増発したり、乗務員が列に並んでいる人の乗車を誘導するなどの対応をしていることもありましたが、やったりやらなかったりという感じでした。
今回は京都市バスの「市民優先価格」の記事を読んで、私が住んでいる地域の問題を書いてみました。
他にもいろいろな地域でオーバーツーリズム(観光公害)が起きていると思いますので、価格以外の対応も検討してほしいと思いました。





西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。