今回は自分の観察力のなさを反省した話です。
当院に来院するのが2回目の80代の男性患者Aさん。
この日は暑かったので、帽子をかぶっての来院でした。
お部屋にご案内し、準備をしていただいて、鍼灸マッサージの施術を行いました。
施術が終わり、お帰りの支度をしていたAさんから声がかかりました。
「私のメガネがない」
私も当院で用意している荷物カゴや小物入れ、お部屋の中をくまなく探しましたが、見つかりません。
Aさんにはカバンの中身を確認してもらいましたが、ありません。
Aさんから
「そもそも、私は今日来た時にメガネをかけていましたか?」
と聞かれました。
私は
『メガネをかけていたような気がしますが、はっきりとは覚えていません。すみません』
とお伝えしました。
そう、Aさんがメガネをかけていたかどうか、分からなかったのです。
付き合いの長い患者さんがコンタクト→メガネ(またはその逆)で来院した場合、
「今日はメガネ(コンタクト)なのですね」
と気が付いてお声かけするのですが、2回目のAさんが今日メガネをしていたかどうかは覚えていませんでした。
Aさんは帽子をかぶっていたこと、ふらつきがあるため顔よりも身体全体と足の動きを見ていました、というのは言い訳です。
「もしかしたら、メガネをして来なかったかもしれないので、家に帰って探してみます」
と言って、Aさんはお帰りになりました。
私はAさんのメガネのことが気になりながらも、次の患者さんの予約が入っていたので施術を行いました。
施術が終わったあとAさんに電話したところ、「家の中を探しているが、まだ見つからない」というお返事でした。
さらに次の患者さんの施術を行っていたら、Aさんから電話がかかってきました。
「メガネが見つかりました。ズボンの下に履いていた股引にぶら下がっていました」
なんと。
ともかく無事に見つかってよかったです。
今回は私の観察力が足りなかったのも申し訳なかったです。
「Aさんはメガネをかけていました」と自信をもって言えていたら、もう少し早く見つけることができたかもしれません。
また一つ経験を積み重ねて勉強になった話でした。




西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。