産経新聞に掲載されていた記事からのご紹介です。
「現金よりキャッシュレス?」という現金を使わずに買い物ができる技術の話題です。
世界的にみると、日本のキャッシュレス比率は遅れているそうです。
2015年経済産業省のデータによると、韓国では89.1%、中国では60%、アメリカでは45%に対して、日本は18.4%だそうです。
普及しない理由について、記事では
・キャッシュレスに対応したお店が少ない
・現金を使う感覚がないから使いすぎを心配する
・ATMが全国にあってすぐに現金が手に入るから不便を感じない
と解説されていました。
国では2025年までにキャッシュレス比率を4割に引き上げようとしているそうですが、まだ時間がかかりそうとのことでした。
最近は、スーパーでも無人レジが少しずつ増えてきています。
先日、ご年配の往診患者さんと、この話題について話をした際、
「確かに便利かもしれないけれど、お店の人と会話できないのは寂しい」
とおっしゃっていたのが印象に残っています。
以前に、別の記事で牛丼の吉野家が券売機を導入しない理由について、以下のように説明されていました。
「お客とのコミュニケーションを大事にしたい」
「券売機を置かないことで大事にしたいことがある」
私は、鍼灸マッサージという仕事柄、人とのふれあいを大事にしていますので、吉野家のこの考え方には共感しています。
効率を追求して便利になる反面、失われるものもある。
そんな時代に、いかにふれあい、コミュニケーションを大事にしていくか、今後も考えていきたいと思います。