宮崎中央新聞の記事からのご紹介です。
宮崎中央新聞のサイト
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本新聞の記事で紹介されていた水谷編集長の社説「すべての発言が承認されるとしたら」の中の「小説的な授業」の話が印象に残りました。
これは、小学校の元校長で、千葉経済大学短期大学部の非常勤講師で長年教員をしていた塚本幸男先生の考え方です。
授業とは事前に「正解」が決まっているものではなく、教師と子どもたちによって作られるもので、誰も結末が予想できないものだ。
つまり創造的であり、想像的である。だから「小説的な授業」と名付けた。
登山に例えると「山頂」というゴールを目指すものではなく、子どもと一緒に山に入って川や花や木について学ぶことを楽しむ。
そのとき感じたことは全て必然性があり肯定される。これが授業ではないか。
正解にたどりつかなければならないわけではなく、自由に考えて発言したり感じたりできる「小説的」という言葉に強く感心しました。
こんな「小説的な授業」を受けて育った子どもたちは、きっと独創的なアイディアや独自の感性が育まれ、創造的な仕事や偏見のない物の見方ができるのだと思いました。