家電の便利さと引き換えに失われているもの

先日、70代の女性患者さんから伺った話です。

最近の洗濯機には「スチームアイロン」という機能が付いていてすごく便利だとおっしゃっていました。

15分間、回しておくとしわが取れるので、アイロンがけをしなくなったそうです。

最近の家電はどんどん便利になっていきますね。

参考サイト:日立の家電品 洗濯機・衣類乾燥機
忙しい朝やお出かけ前にサッとシワとり&消臭。「スチームアイロン」コース
https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/bw-dkx120g/feature12.html

 

 

昔と比べると、洗濯のやり方もどんどん変わっています。

①手洗いして干す、乾いたらたたむ

②洗うのは洗濯機、そのあと手で絞って干す、乾いたらたたむ

③洗うのと脱水は洗濯機、そのあと干す、乾いたらたたむ

④洗うのと脱水と乾かすのは洗濯機、そのあとたたむ

⑤洗うのと脱水と乾かすのとアイロンは洗濯機、そのあとたたむ

どんどん人がやることが少なくなっています。

その分、電気代はかかるかもしれませんが…

 

 

洗濯だけでなく、掃除や料理もどんどん自動化しています。

以前、「不便益という発想」という本を紹介しました。

ブログ:不便益という発想
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/idea-of-hubeneki

すべてが自動化されて便利になってできた空き時間を、本当に有効活用できているのか。

体を動かすことで肩や足の関節を動かす、きれいになったという達成感、自分も手伝った・役に立ったというやりがい、など便利さと引き換えに失われているものもあるのではないかと、改めて考えてしまいました。

 


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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