人生百年時代の生き方の教科書
藤尾秀昭 (監修)
人生100年時代の後半、75歳以上の時代をどういった心構えで過ごしていけばよいか、の知恵が詰まっていた一冊です。
忍耐・覚悟が大事、何が起こっても文句を言わず受け入れる、感謝して喜びながら生きていく、生涯現役・生涯修業、他人がどう思うかではなく自分がどう生きたか、真心を尽くすなど、どんなときでも絶望せず生き抜いてきた方々ならではの教訓が満載で勉強になりました。
特に印象に残った言葉を以下に抜粋します。
・佐藤愛子(作家)
われわれは何かにつけて、取るに足らないことで愚痴をこぼしたり、泣いたりしがちですけどね、そういう時に「上機嫌」というのを義務の第一義に置くと、生きていく力が出るんじゃないかと思うんです
・五木寛之(作家)
朝顔の花が咲くには、朝の光に当たる前に、夜の冷気と闇に包まれる時間が不可欠なんです。人間も同じで、明るい所で光を見ても、その明るさは感じにくい。闇の中で光を見るからこそ、それを光明と感じて感動し、生きる意欲も生まれてくるのです
・田中真澄(社会教育家)
商売というのは簡単なんだよ。太陽のように生きればいいんだ。太陽は二つのものを人に与えてくれる。一つは熱。熱意を持って人に接すれば、その熱は自然と相手に伝わる。もう一つは光。光を与えて相手を照らし、関心を持ってその人の存在を認めてあげることが大事なんだ
人生百年時代の生き方の教科書