北区社会福祉協議会が年に6回発行している広報誌の「きたふくし」。
その中に、「地域で暮らす高齢者の自立」について分かりやすく説明されていたので、2回に分けて紹介します。
(今回が1回目です)
高齢期の自立とは。
幼い時代の自立とは、できないことを一つずつできるように学習すること。
老いの時代の自立とは、できなくなっていくことを一つずつ他者に委ねる支度をすること。
高齢期の生き方の基本は。
できるだけ多くの人に分担して支援をお願いする。
少しずつ迷惑をかけて生きていくこと。
これは非常に簡潔で分かりやすいと思いました。特に、「できるだけ多くの人に分担」というのが大事だと思いました。
昔の大家族の時代であれば、家族の誰かが交代しながら高齢者の面倒をみることができたかもしれません。
しかし、今は核家族または一人暮らしが主となっており、家族だけで面倒をみることが難しくなっています。
そのため、ケアマネージャは始めとして、ヘルパー、シルバー人材サ-ビス、デイサービス、訪問看護、訪問マッサージ、民生委員、近所の友人など、できるだけ多くの人が高齢者に関わっていくことが必要です。
それが高齢者の孤立の予防にもつながっていくのだと思いました。
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