私が治療家を目指したきっかけ①

プロフィールにも記載しましたが、私は約10年間、システムエンジニアの仕事をしていました。

それがなぜ、はり・きゅう・あんまマッサージ指圧師になろうと思ったか、その経緯をもう少し詳しく述べたいと思います。

仕事の内容

まずシステムエンジニアってどんな仕事かを簡単に申しますと、

「パソコンを使ってこんなことがやりたい」

ということを実現するために、お客さんの要望を聞きながらやりたいことをまとめる仕事です。

pc

そのやりたいことを実際にコンピュータが分かるコードで作り上げるのがプログラマーです。

例えば、銀行のATM。まず最初に、「預け入れ」、「引き落とし」、「通帳記入」、「振込」などのボタンが出てきます。

例えば、「引き落とし」を選択すると、今度は暗証番号を入力する画面が出てきます。このように、どんな画面にどんな項目を作りたいか、このボタンを押したら次はどうしたいかを整理してまとめるのがシステムエンジニアです。

 

それを実現するために、Aボタンを押したらB画面にうつるといったことをコンピュータが分かるコードで組んでいくのがプログラマーです。

programming

私の主な仕事は銀行や証券会社など金融系のシステム構築でした。

銀行が債券・株式・為替・ローンなどの実際の取引を行うにあたり、その入力用画面の作成、結果をレポートへ出力、別システムへ送信するファイルの作成といったことをしていました。スケジュールはだいたい決まっているのですが、

一度こうすると決めた内容が途中で変更になった 

新たにこんな画面を作成したい

作成したプログラムに不具合が多発した

といった理由で、スケジュール通りに進まないことが多く、残業や休日出勤も多くありました。

頭痛

そんな中で、入社して3年目あたりから、起床してから頻繁に頭痛が起こるようになりました。

耐えられないほど痛いというわけではないのですが、ズーンと頭が重い感じで、特に頷く動作をするとズーンと痛みました。

そのため、毎日頭痛薬を服用していました。

同時に、首と肩が重く、いつも凝っているという感じでした。

治療

最初は近所の整骨院に通いました。

治療内容は 

背中に電気を流す器具を付ける(10分ぐらい)

ローラーがついているベッドに仰向けになる(10分ぐらい) 

最後に整骨院の先生がマッサージをする(10分ぐらい)

という感じの治療でした。

 

当時は保険の規制も厳しくなく、保険診療でのお会計のため、1回の費用は500円程度でした。

(今は頭痛、首と肩が重いという症状が保険診療の対象になるかは分かりませんが・・・)

この治療院には週に1回~2回、3カ月くらい通いました。

その瞬間は気持ちがよかったのですが、効果が持続しませんでした。別の整骨院にも何か所か行ってみたのですが、やっていることはほとんど同じで効果も持続しません

hospital

そこで、市の名前がついている比較的大きな病院に行きました。

その病院では脳の画像検査を行ったのですが、特に異常はなく、鎮痛剤を処方されました。

原因を聞いても肩と首の緊張からきているということで、特に対処はありませんでした。

私としては、「頭痛が起こったらそれを抑える」のではなく、「頭痛が起こらないようにしたい」と考えていました。


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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