2026年1月~3月にかけて、
「本間真二郎先生の自然に沿った暮らし・子育て講座」
を受講しました。
本間先生は、栃木県の七合診療所で内科、小児科の診療をされている医師で、自然農で野菜と穀物を育て自給自足の生活をしています。
講座は以下の3つのテーマで3回に分けて行われました。
①「腸内細菌」
②「子育てと教育」
③「体温(冷えと熱中症)」
今回は②「子育てと教育」について、学んだことを紹介いたします。
まず前提として、自己軸と他者軸という話がありました。
自己軸は、自分の力、自分のやりたいこと、方向性を表現すること。
(自己軸は個性、自我という言い方もできます)
他者軸は、世界(社会)の方向性、外からの影響のこと。
「子育て」はこうなってほしいという親の自己軸、「子育ち」は子の自己軸によるものであり、子の自己軸を育むのが子育てであるという話でした。
子どもが自分の力で、自分のやりたいことをやり、自分で考えて決める、責任をとることができるよう健全に育むのが子育てと教育ですが、現状では子の自己軸が欠如していると本間先生はおっしゃっていました。
人生は自己軸(自我)を確立し、成長させていくことですが、以下の3ステップで行われています。
(1)自我の確立:自分らしく生きる、他の誰でもない自分
(2)自我の成長:人間の成長、自分と他者を統合する、人間の営みは全て自他の関係性にある
(3)自我の消滅:人生の終わり
(2)で自分と他者を統合する際、大きなタイミングが2回あります。
・家庭内、学校(子ども時代)
・社会に出てから(大人になってから)
子育ての大きな方針は2つだそうです。
(1)個性を可能な限り自由に伸ばす
(2)適切な他者軸をかける
(2)については、子ども自身の成長を促し社会に適応できるようにすることが大切です。これがないと、自己軸は暴走し、怠惰になってしまいます。
子育てにおける親の役割は、
・子どもを信じること
・子どもが持てる力を最大限発揮し自身で乗り越えられるようサポートすること
・子どもを放置するのではなく見守ること
・子どもの個性を伸ばすこと
・適切な他者軸をかけ社会に適応できるようにすること
現代人は特に自己軸が欠如しているそうです。
それは、子どもの頃から「~してはいけない」、「~しなければならない」と言われ続けて自分を否定されてきているからで、そのような状況では自己軸は育ちません。
その結果、言われたこと以外はできない、社会に合わせるだけの人間になってしまいます。
さらに、自己軸を出せない人は自己軸を出せる人、つまり個性的な人を排除しようとします。その結果、同調圧力や権威による強制が行われてしまいます。
では、自己軸を育むには、どうするか。
親が先回りして何かをしない、自分の力で乗り越えられるよう導く、見守る、支えることが必要です。
これは子育てだけでなく、大人になって社会に出てからの教育にも当てはまると思いました。
また、これからの社会の変化として、AIを中心とした科学技術が先導するスマート社会になっていく、という話もありました。
社会がデジタル化していく流れを止めることはできないので、自己軸を持ちながらうまくデジタルと共存していけるようにすることが大事だと思いました。





西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。