宮崎中央新聞の記事からのご紹介です。
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水谷謹人さんの社説「目の前の人の幸せを思い浮かべて売る」の話です。
ジャパネットたかたの創業者・髙田明さんはテレビショッピングで有名です。
髙田さんは商品を説明する際、機能や性能より、その商品があったらどんなふうに生活が変わるかを強調するそうです。
たとえば、大型テレビの場合、
「このテレビが1台あったら自分の部屋にこもってゲームをしていた子どもがリビングに出てきて、大迫力の画面でお父さんと一緒にサッカーの試合を観るようになりますよ」
といった感じです。
これは素晴らしいと思ったものを、それを買った人が喜んだり、感動したり、幸せな気持ちになっている姿を思い浮かべながら伝えるのだそうです。
この話、患者さんの治療にも生かせるのではないかと思いました。
五十肩や腰痛に苦しむ患者さん。
痛みが改善するよう精一杯治療するのは当たり前ですが、それに加えて元気になった患者さんが、やりたいことをやって幸せそうにしている姿を思い浮かべる。
その思いが患者さんにも伝わると治療効果もあがるような気がします。