習慣化と危機感

今回は患者さんと話していて気付いた「習慣化と危機感」について書きます。

肩こりや腰痛がつらいとき、病院や鍼灸マッサージ治療院に行って何かしらのストレッチを教えてもらったり、TVの健康番組でやっている体操をしたり、ということがあると思います。

 

 

ある患者さんがおっしゃっていたのですが、元気に働いていたときはストレッチや体操をやってみるものの、3日坊主になって継続できず、ということを繰り返していたそうです。

ところが、病気になってからは「その病気が悪化しないように」という危機感から、毎日ストレッチやヨガ、お灸などを継続して習慣化できているとのことでした。

継続するには「危機感」というのは一つのキーワードになると思います。

 

 

私も自分がはり・きゅう・マッサージの資格を取得後、何年か経ってからは毎朝10分~20分くらいストレッチを続けています。

「何年か経ってから」というのは、実はすぐには継続して習慣化することはできませんでした。

習慣化できるようになったのは整形外科で働き始めて、色々な副業をやっているときです。

参考ブログ:副業について
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/about-side-jobs/

なぜ習慣化できるようになったのか。

それは、自分が頭痛や腰痛、風邪をひいたりして体調を崩したり休んだりしたら、患者さんに迷惑がかかる、信頼が失われると考えるようになったからです。

ある程度の人数がいて共同で仕事をしている状況であれば、自分が休んでも代わりに誰かがやってくれる、カバーしてくれると考えることができますが、訪問施術やリハビリ型デイサービスの仕事は私が休んだら代わりがいない状況でした。

だからこそ、自分でしっかり体調管理をしなければという危機感をもつことができました。

 

 

この危機感は2019年にはり・きゅう・マッサージの治療院を開業してから、さらに強くなりました。

自営業の場合、自分が休んだら患者さんに迷惑をかけて信頼関係が損なわれると同時に、収入もなくなるからです。

そのため、開業して6年目となる現在でも毎朝のストレッチが習慣化しており、それを続けることでよい体調を保つことができています。

今回は「習慣化と危機感」について書きました。

ちなみに、危機感ではなく「目的意識」をしっかりもつことでも習慣化することはできるかもしれません。

習慣化できず悩んでいる人の参考になれば幸いです。

 


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

こんな症状の方が来院されています


関連記事


[カテゴリー]