営業の神さま(エイチエス)
中村信仁 著
タイトルは「営業の神さま」ですが、営業以外にも、商売をしている人全てに読んで欲しい一冊でした。
私の職業である、はり・きゅう・按摩マッサージ指圧師の仕事にも、役に立つ考え方が多く掲載されていました。
個人的に印象に残った内容は以下の通りです。
・営業の目的は「売ること」ではなく、「喜んでもらうこと」。
・営業は理屈で説得するものではない。なんとなく納得していただき、なんとなく気に入っていただき、なんとなく買っていただくだけ。
・人間は赤ちゃんの時はみんな前向き。転んでも、転んでも無意識にできると信じているからこそ、赤ちゃんは諦めない。いつの間にかそれを忘れて、行動する前に理屈を先に考えて勝手に結論付けをしてしまう。
・広告費をかけたり、宣伝方法を考えたりと、合理的・効率的といった商業ベースの運営を考えるのではなく、子どもたちが毎朝笑顔で通いたくなる幼稚園作りをしようということに集中すれば、その想いに対してお客様はお金を出してくれる
・縁の根源を忘れないこと、縁の始まりに感謝を忘れないこと。ご縁をくれた誰かは、見返りやお返しを期待しているわけではないからこそ、その人に対して感謝を忘れてはならない。かけた恩は水に流し、受けた恩は石に刻む。
・恩返しはなかなか難しいため、かけていただいた恩は次の人へと順に贈っていく「恩送り」をしよう。損得よりも善悪で、成功よりも成長を目指して徳を積む。
営業の神さま