先日、私が使っている銀行の一つで「ATM手数料改定」がありました。
この改定は今までにないもので、以下のような内容でした。
・スマホで「アプリでATM」を使うと、いつでも手数料無料
・キャッシュカードでATMを使うと、いつでも有料
(預金残高の金額、平日・休日、日中・深夜によらず、いつでも有料)
キャッシュカードがなくても手数料がかからずATMを使えて便利になったと考える人もいれば、携帯と銀行口座を紐づけるのが不安だという人もいると思います。
私は後者の考えで、セキュリティ面の心配から今のところ携帯と銀行の情報を紐付けることは考えていないため、今後この銀行は使わなくなります。
そこで、今回の件をきっかけに、将来的に銀行のキャッシュカードがなくなる未来を考えてみました。
現在でも通帳は電子化されているところが増えているので、どの銀行に口座があるかを知る手掛かりはキャッシュカードのみだと思います。
たまに、銀行からお知らせみたいなものが届くこともありますが、おそらくこれもメールかLINEになるのでしょう。
もし、キャッシュカードがない状況で自分が亡くなったらどうなるのでしょうか?
「家族に私の銀行口座は〇〇と△△があるからね」
ときちんと伝えておかなければなりません。
「携帯を見れば分かるよ」という人もいるかもしれませんが、指紋認証や顔認証は解除できるのか、交通事故で亡くなって携帯が壊れてしまった場合はどうするのか?
といったことも真剣に考えないといけないかもしれません。
また、これは銀行口座だけでなく、物がないサブスクでも同じです。
例えば新聞やサプリなどの定期利用は物が届くので、もし亡くなった人宛に届けば、家族が気付いて解約することができます。
ではアマゾンプライムやネットフリックス、オンラインサロン、ジムの会員登録などはどうでしょう?
これは知っていないとまず気付けないので、物が届かないデジタル契約回りの情報も家族に伝えておかないといけません。
ただ、大抵はお金の引き落としに銀行の口座情報が使われるので、銀行口座を解約できればお金の支払いを止めることはできそうです。
(支払いが継続している場合は、銀行口座解約後の手続きが大変かもしれませんが…)
参考サイト:真宗大谷派(東本願寺)真宗会館
遺産となったネット口座やサブスクとの正しい向き合い方
https://shinshu-kaikan.jp/samgha/syukatu-2
参考サイト:ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン
万が一自分が死んだら? 家族に「デジタル遺産」を残す方法
https://www.pc-webzine.com/article/1824
今回はある銀行のATM手数料改定のきっかけに、キャッシュカードがなくなったらどうなるかを考えてみました。
自分が死んだ場合、家族ができるだけ困らないように、銀行口座やサブスクの情報をきちんと整理しておく必要があると思いました。