「はぐれ医者の万病講座」からのご紹介です。
はぐれ医者の万病講座Ⅰ(風琳堂)
小田慶一 著
五章の「自分の体は、自分で守れ」から養生法のご紹介です。
ほとんどの病気は、病人のもっている自然治癒力で治るという話が紹介されています。
(もちろん自然に治らない病気もあり、そういった場合には個別の対処が必要になります)
本章では、
病気を治すことになる前に、まず予防する。
もし病気になったとしても日常生活の中の問題点を見つけず自分が主役になって対処する。
これを養生と呼び、著者がお勧めする養生法が紹介されていました。
①常に歩き、常に働くは、養生なるべし
・手ぶらで歩くことは理想的な全身運動で、下半身から始まる老化予防に最適
・苦しいのを我慢してジョギング、トレーニングを行うのでは意味がない。楽しくやる
②腹八分目に医者いらず
・食べ過ぎないことを心がけるだけで、糖尿病、肥りすぎ、多くの成人病、胃腸障害などが減少
③諦めは、心の養生
・人間はいつか必ず死ぬ
・いつまでもクヨクヨしない
・他人の目を意識しすぎない
・他人と自分を比べない
・生活の中に、ユーモア、歌などを取り入れる
・あくせくせずに、マイペースを心がける
④頭寒足熱(上半身は涼しく、下半身は温かく)
・できるだけ裸足で動く時間を増やす
・歩く、体操、屈伸運動などで手足をのびのび動かす
・砂糖・甘いもの・果物・脂っこいものを減らす
東洋医学の考え方も「未病を治す」といって、病気になる前に対処することが基本となっています。
自分で簡単にできる方法が紹介されていますので、よかったら参考にしていただければと思います。
はぐれ医者の万病講座 I