先日、テレビ東京のカンブリア宮殿という番組で紹介された
「”遊び場づくり”で人を呼び込む 驚きの集客術に迫る!」
に出てきたボーネルンドという会社の話が印象的だったのでご紹介します。
テレビ東京のカンブリア宮殿のサイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2025/0123/
ボーネルンドは、デンマーク語の「子供」と「森」を組み合わせた造語で、遊び道具や遊び場を提供している会社です。
ボーネルンドで取り扱っているのはデンマークやドイツなどヨーロッパの輸入玩具です。
玩具を販売するだけでなく、様々な場所に遊び場を提供し、運営しています。
ユニクロ、TSUTAYA、カーディーラー、競艇場などに子どものための遊び場を提供することで家族連れが気軽に来店し、それが集約や売上に繋がっている例が紹介されていました。
ポーネルンドは、最初は知育玩具の輸入問屋から始めたそうですが、当時はキャラクターがついている玩具が人気で、知育用の輸入玩具は全然売れなかったそうです。
そこで、自分でお店を開き子どもが手に取って実際に遊べるようにすること、販売員ではなくインストラクターが子どもと一緒に触って楽しみながら遊ぶというやり方を取り入れ、、少しずつ売れていったそうです。
さらに、2011年の東日本大震災をきっかけに、室内の遊び場を作る事業を始め、それが全国に広がっていきました。
遊び場にもプレイリーダーという遊びを見守るスタッフがいて、子どもが安全に、楽しく、工夫しながら遊べるサポートをしているのが素晴らしいです。
また、この遊び場では五感を刺激したり、幼児期に身に付けるべき基本動作が自然と実現できる仕組みになっているのもよく考えられていると思いました。
遊びと娯楽は何が違うのか。
子どもが自発的に身体と頭を使って想像力やコミュニケーション能力などの生きる力を身に付けるのが遊び、自宅でテレビゲームをするのは娯楽という、ボーネルンドの中西会長の言葉は印象に残りました。
近年ではUR都市機構と共同で、団地に高齢者向けのエクササイズができる場所を提供しているそうです。
体を動かすことが脳の働きにも直結する、というのは子どもも大人も同じだと思います。
現在はジムで筋トレをして運動不足の解消や健康維持を行う現役世代が多いですが、子どもや高齢者だけでなく、現役世代向けにもボーネルンドの遊具での遊び場が提供できれば、肩こりや腰痛も減るのかなと思いました。