現在では、現金で支払わないキャッシュレス決済が様々な業種で導入されています。
私自身も消費者として、Suicaやクレジットカードで支払いをするケースがあります。
私がキャッシュレス決済を使用したいと考えるのは、以下のようなケースです。
①購入金額が数万円と高い場合
例:家電量販店でのエアコンや冷蔵庫などの買い物はクレジットカードを使用
②インターネットで購入した場合
例:アマゾン、楽天などの買い物はクレジットカードを使用
(宅配便で代金引換の場合は手数料がついて高くなります)
③お釣りで小銭が多くなる場合
例:コンビニでお会計が501円で1000円しかなかったらSuicaを使用
④お会計がいくらになるか予め分からないケース
例:会食でまとめて払う場合はクレジットカードを使用
それ以外のケースは、現金で払うことが多いです。
他にも、ポイントを貯めたい、現金の持ち合わせがないといったケースも考えられます。
これが店舗の立場だと事情が変わります。
私は鍼灸マッサージを営む個人事業主ですが、当院ではキャッシュレス決済は導入していません。
その最大の理由は、カード会社に払う手数料です。
クレジットカード、○○ペイ、ICカードなど、どの決済手段においても2%~5%程度の手数料が発生します。
(手数料は店舗の業種や決済手段によって異なります)
例えばお会計が5000円の場合で5%の手数料だと、手数料250円を店舗がカード会社に払うことになります。
この手数料をその都度、販売価格に上乗せすればよいのでは?と考えたのですが、それはクレジット会社の規約で違法になります。
ひとつの商品・サービスに異なる金額が存在することになると、カードの利便性が損なわれるという理由からです。
お会計のたびに、カード会社に手数料を支払うことになると利益率が圧迫され、店舗側としては大変なのです。
また、カード会社からお金が振り込まれるタイミングも決済手段によって異なります。
翌日振込み、10日に1回の振込み、月に1回の振込みなどバラバラなため、仕入れにお金がかかる業種だと、お金が入ってくるタイミングが死活問題になる場合もあります。
他にも、キャッシュレス決済導入時の費用や、レシート発行用の専用プリンターを準備する必要もあります。
ちなみに、当院では上記に記載した、私がキャッシュレス決済を使用したいと考える4つのケースは全て該当しません。
①購入金額が数万円と高い場合
→当院ではもっとも高くても8500円です。
②インターネットで購入した場合
→当院のサービスはインターネットで決済するものではありません。
③お釣りで小銭が多くなる場合
→お会計が500円単位なので、小銭が1枚以上になることはありません。
④お会計がいくらになるか予め分からないケース
→3000円、5500円、8500円と予め料金が明確になっています。
以上の理由から、当院では今のところ、キャッシュレス決済は導入していないのです。
2024年に新札が発行される予定もありますし、現状ではまた現金決済の方が多いように感じています。
今後、世の中の流れが変わり、キャッシュレス決済が主流になった場合は改めて検討しますが、当面は現金決済で対応させていただきたいと考えています。