患者さんの名前が思い出せない

今回は、「患者さんの名前が思い出せない」という話をいたします。

私は治療院以外の場所でも、当院にいらして下さった患者さんとよく会います。

家が治療院の近所ですし、訪問施術に行く際に自転車で移動しているので、歩いているところを見かけることもあります。

外でお見かけした際には、

「〇〇さん、こんにちは!」

とご挨拶できればよいのですが、しばらくいらしていない患者さんですと名前が思い出せないことがあります。

それでも、その患者さんの症状や職業、趣味など、お話したことは結構覚えているのです。

名前が思い出せないときでも、「こんにちは!」と挨拶はしますが、「お名前なんだったかなぁ」とちょっとモヤモヤした気持ちになります。

 

 

また、外で会うのではなく、飛び込みで治療院にいらした場合。

すぐに名前が思い出せればよいのですが、どうしても思い出せないこともあります。

そんなときでもとりあえず

「こんにちは!」

と挨拶をしますが、頭の中では患者さんの名前を思い出そうと必死です。

飛び込みでいらした患者さんから「予約したいのですが」と言われたら失礼を承知で名前を伺うしかありません。

「以前に△△の症状でいらした方ですよね」

「□□の仕事をしていた方ですよね」

「〇〇さんの紹介でいらした方でしたっけ?」

など、覚えていることはお伝えしつつ、

「申し訳ありません、お名前が思い出せなくて。お名前はなんでしたっけ?」

という感じで、『名前は思い出せないけれど、あなたのことは覚えていますよ』という些細なアピールをします(笑)

 

 

実は先日の休みの日、よく行く飲食店で患者さんと会ったのですが、しっかりと名前を思い出して名前で声をかけることができました。

同じ日に外を歩いている時、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて歩いてた患者さんと会ったのですが、患者さんの名前だけでなく、赤ちゃんの名前もなんとか思い出すことができ、ホッとしました。

 

以前に、何かの本で読んだのですが、あるお医者さんが患者さんの名前を思い出せないときの対処方法が書いてありました。

「あなたのお名前はなんでしたっけ?」

と患者さんに伺い、患者さんは「〇〇です」と答えたら、

「いや、苗字は分かっているから、下の名前を伺いたいのです」

と答えたそうです。(珍しい苗字の場合はかなり苦しいですが…)

年齢を重ねるとともに、思い出せないことは増えていくかもしれませんが、できるだけ覚えているという誠意は伝えたいです。

 


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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