真経営学読本(きんざい)
福島正伸
働く人すべてに読んでほしい、幸せになる働き方がつまった珠玉の一冊です。
著者の体験を主として、働くことの要点が、分かりやすい言葉で丁寧にまとめられています。
たんに生活のために働くのではなく、人を笑顔にしたり、社会貢献のために働く。
そのために必要な考え方や人とのかかわり方、人材育成のために必要な依存や責任、見本、支援、信頼といった考え方も丁寧に解説されていたのもよかったです。
「仕事とは、人とのかかわりの中で、どれだけ笑顔を増やし、幸せな人を増やしていくかという事業であり、自分が感謝され、必要とされることにつながっていく。
利益を得るために仕事をするのではなく、人を幸せにするために仕事をする。人を幸せにする仕事は、必ず結果として、利益を得ることができる。利益は求めるものではなく、自分が人や社会からどれだけ必要とされたかの感謝値に過ぎない。」
働く意義は上記の言葉に集約されていると思います。
コロナウイルスによって様々な産業が大きな打撃を受けている中、改めて働く意義を考えるきっかけになりました。
新装版 真経営学読本