先日、私が往診で伺っている83歳の女性患者さんから、直近の検査で骨密度が改善したというお話を伺いました。
この患者さん、毎年、腰椎の骨密度を計測しているのですが、徐々に数値が低くなり、悪くなっているということでした。
ところが、2015年と2016年を比較すると、若干改善していました。
2015年:BMD:0.532 、 YAM:68% 、 同年齢比較%:102%
2016年:BMD:0.738 、 YAM:70% 、 同年齢比較%:105%
※ BMD:骨密度、YAM:若年成人平均値(%)
日本骨代謝学会の診断基準では、YAMが70%未満だと骨粗鬆症だと診断されるそうです。

診察した医師に「何かされたのですか?」と聞かれたそうですが、食事もお薬も生活習慣も変えておらず、特に思い当たることはなかったそうです。
家に帰って考えてみたところ、2016年3月からマッサージを始めたことが関係あるかもと思ったそうです。
マッサージをした → 身体が温かくなり血流が改善するとともに腰痛軽減 → デイサービスでの運動量や家での活動量が増加
よくよくお話を伺ってみると、腰痛が軽減したことにより、買い物に出かける回数や、家で掃除する回数も増えていたようです。
私も患者さんから、腰痛が以前に比べて楽になったと聞いていましたが、それが骨密度という客観的な検査データにも間接的に反映されていたのは驚きでした。
マッサージだけが要因ではないかもしれませんが、一助になったのであれば嬉しいです。
知見としてはまだまだ少ないですが、今後もこのようなよい変化を積み上げていきたいと思いました。