からだをなおせるのは自分だけ

からだをなおせるのは自分だけ こころとからだを整える 伊豆ふるさと村 秋山先生の言葉
山田 剛 (著), 草野 かおる (イラスト), 山西 茂 (監修)


「食べものが血液をつくり、血液がからだをつくる」

著者が秋山先生から教えてもらったことを、実体験を交えながら説明していて説得力がありました。

 

 

以下、本書の内容を抜粋しながら、私が思ったことを記載しました。

・食べることは、生きることであると同時に、死に近づくこと(命を縮めること)
食べることで、からだのほぼ全ての器官や血液、細胞の稼動が迫られる。食べることはエネルギーを生み出す声明の活動に必要不可欠であると同時に、大きなエネルギーを使っている。栄養分が行き渡るのと引き換えに、からだの臓器や器官、血液や細胞は疲労し、消耗している

→これは本当にその通りだと思います。皆食べることは意識しますが、その結果、内臓や細胞が疲労していることは考えません。飲酒や喫煙とともに、食べすぎも病気の大きな要因になると思います。

 

 

・よく噛んで食べることで、消化・吸収、分解、解毒、排出などのエネルギーを抑え、消化に関わる器官の負担は大きく減少する

→食養で病気を治そうとする場合には100回以上噛む、と記載されていましたが、さすがにそれは難しいので、10回、20回、30回と少しずつでも増やしていくことで、消化器官の負担を抑えられるようにしたいと思いました。

 

 

・現代は、過去のどの時代と比べても食べすぎ。交通機関の発達、仕事の機械化、家事の省力化などが進み、からだを動かすことが大きく減り、エネルギーの消費が著しく減少しているのに、相対的に過剰摂取になっている

→江戸時代は腹八分といわれており、現代は腹半分、腹二~三分で十分と書かれていますが、空腹だとかえって間食してしまいそうなので、まずは腹八分。できるところからやっていこうと思います。

 

 

・動物は「安静・保湿・断食」でからだを癒し治す
・健康、長命の鍵は「小食・保温・安静」

→食べすぎないことにより、体の機能を回復させるのは、野生の動物を見ているとよく分かります。

・日本人が昔から食べてきたものを食べる

→主食は玄米、梅干、漬物、味噌汁。
副食は以下のものから旬のものを選び、一汁一菜~一汁三菜。

緑野菜類(ほうれん草・小松菜など)、根菜類(ゴボウ、ニンジン、レンコン、里芋など)、海藻類(昆布、わかめ、ひじき、のりなど)、きのこと豆類(しいたけ、大豆、そら豆など)小魚介類(じゃこ、きびなご、いわし、あじなど)

 

 

本書では、主に食養のことに触れられていましたが、食べもの以外にも飲みものや睡眠のことも知りたかったです。

また、都会で仕事をしていると食事の時間も不規則になりやすく、伊豆のような生活をすることも難しいです。

誰もが田舎暮らしができるわけではないので、どこまでやってくのか匙加減も大事だと思います。

よく噛んで食べる、腹八分で食べ過ぎない、まずはこれをやっていきたいと思いました。

 


からだをなおせるのは自分だけ こころとからだを整える 伊豆ふるさと村 秋山先生の言葉 (TOKYO NEWS BOOKS)

【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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