先日、80代の患者さんから伺った話です。
自宅の固定電話が繋がらなくなってしまったため、携帯電話からサポートセンターに連絡したそうです。
最近は、サポートセンターの電話は自動音声が多いですよね。
○○に関するお問い合わせは1を
△△に関するお問い合わせは2を
✕✕に関するお問い合わせは3を
みたいな感じで、問い合わせ内容ごとに番号を押していく仕組みです。
ところが、こちらの患者さんは耳が聴こえにくく、自動音声はうまく聴き取れないらしいのです。
オペレーターに繋がるよう何度かチャレンジしたそうなのですが、何回か番号を押してもオペレーターに繋がらず、途中で聴き取れなくなってしまい断念。
仕方なく遠方に住んでいる息子さんに電話して、対応してもらったそうです。
企業としては人件費削減、イタズラ電話防止、適切な窓口に繋ぐなどのメリットが大きいことから、自動音声を導入しているところが多いです。
また最近ではメールやLINEによる問い合わせ窓口もあります。
とはいえ、耳が聴こえにくい高齢者や、認知機能が低下している方には、なかなか難しいかもしれません。
こういったちょっとしたことでも、介護サービスや訪問マッサージ、地域の自治会・町会などの地域社会の中でうまく支えあっていけたらいいなと思いました。