体の異常に対する考え方
1.痛みの考え方
当院では、痛みは以下の2つのことから発生すると考えています。①ストレスによる交感神経の過剰刺激(不安、悲しみ、怒りなど)
②体のゆがみによる筋肉の緊張(悪い姿勢、急な動き、不自然な体の使い方)
その結果、
筋肉収縮 → 血管圧迫 → 組織の酸欠 → 発痛物質の生成 → 痛み
そのため、痛みを改善するにはストレスの軽減と体のゆがみの改善が必要になると考えます。
2.体の経過
体は、以下の経過で悪くなっていきます。①歪みの発生:日々の生活習慣の中で発生してきます。
②感覚の異常:どこかおかしい、なにか違和感があるという状態です。
③機能の異常:具体的な痛みやからだの異常が出てくる状態です。
④器質的破壊:精密検査を行い、病名の診断ができる状態です。
まず最初にからだの基礎構造がゆがみ、からだの働きが悪くなる。
その結果、からだが痛みの信号を送って警告します。
さらに進行すると、例えば胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの現代医学の診断名がつく病気になるという流れです。
状態としては、④になると回復に時間を要する、または回復が難しくなるため、
②、③の状態のうちに治療を行うことが大切です。